脱毛後の毛はどうやって抜けるの？抜け感がわかる動画資料付き解説

脱毛ってレーザーや光でやるものだけど、どんな風にして毛が抜けて減っていくのか気になったことはありませんか？
また、抜けるときの痛みもあるのか気になりますよね！

本記事では動画資料付きで脱毛後の毛の抜け方や痛みについて解説していきます！

脱毛施術後２週間前後で毛は自然に抜け落ちる

実は光脱毛（レーザー含む）は脱毛といってもワックス脱毛のようにその場で毛を全て抜いてしまうものではありません。
施術当日は肌に光を満遍なく照射するのみで毛自体は肌にそのまま残して施術終了となります。

ではどうやって毛は減っていくのでしょうか？
この光脱毛施術を受けた後、剃っていた毛は徐々に伸びてきて、約２週間したころにポロッと勝手に抜けていきます。

だいたい出力の強い医療脱毛（熱破壊式）で１０日から２週間、美容脱毛で２週間あたりで抜け始めると言われています。

生えていた全ての毛が抜けるわけではない

残ってしまう短い毛

脱毛施術後、２週間あたりから１ヶ月程度にかけてよく観察してみると、全ての毛が抜けるわけではなく、皮膚にはまだ短い毛が残っていたりするのが見て取れると思います。

これは、１回の脱毛施術での効果が出せる毛が生えている毛の中の一部に限定されているため、効果の出た毛が抜け落ち、効果の出なかった毛が残っているという状況なんですね！
この点において詳しい解説は別記事でしますが、簡単に説明すると、脱毛は生えてきてグングン成長して伸び続けている毛（成長期の毛）に対して有効で、成長が止まってしまって抜けるのを待っているだけの毛（退行期・休止期の毛）には効果が出せないんです。

つまり、施術後は全ての毛が抜け落ちるわけではなく、脱毛効果の出せた、成長中の毛だけが抜け落ちることになるわけですね！

ですから、脱毛後は、２週間当たりで毛がポロポロと抜け始め、１ヶ月ほどまでに効果の出た毛は殆ど抜け去り、肌には抜けなかった短い毛が留まって、肌を触るとちょっと抜けていない短い毛でチクチクした感じになっているというのが正常な脱毛後の状態となります。

こちらが、短い毛がチクチク残った脱毛後１ヶ月程度が経過した男性の脛の写真になります。
特に初回の脱毛後ですので退行期の毛が多く沢山の短い毛が残っている状態です。
初回が一番チクチクした短い毛が残り、回数を重ねていくごとに、残る毛も少なくなっていきますので安心してくださいね！

こちらは男性脇の施術の経過です。
左が施術前の状態。
真ん中が初施術の後、１ヶ月経過した状態。
しっかりと短いチクチクした毛が残っていますね！
右が３回施術を終え、１ヶ月経過した状態。
３回目ではチクチクした毛もほとんど残っていませんね。

ちなみにこの皮膚に残ってしまう抜けない毛は抜けていくのに１ヶ月以上時間がかかりますが、もともと抜けるのを待っていた成長の終わっている毛なので、ほっておくと知らぬ間に抜けて消えていきます。
絶対に無理やり抜いたりしないでくださいね！
皮膚トラブルの原因になります！

２週間超えても抜けずに元気に伸びてくる毛

中には、短いままではなく、グングン伸びてくるのに２週間経っても抜けない毛が出てくる場合もあります。
こちはには主に３つの原因があります。
一つは、レーザーや光が当たらなかった打ち漏れした毛。
もう一つは光が当たったのにエネルギーが毛に入り切らず、脱毛効果を出せなかった毛。
もう一つは、脱毛施術後に、新たに生えてきた毛です。

打ち漏れ

打ち漏れはわかりやすいですね。
いくら丁寧に施術をしたとしても、満遍なく全てのエリアに光を届けるのは実はとても難しいことなんです。
人体は複雑な曲線でできているので、打ち漏れをゼロにすることは難しく、打ち漏れゼロを目指すとなると一回の全身脱毛で数時間に渡る施術が必要となってきます。
僅かな打ち漏れであれば、毛はまたサイクルに沿って生えてきますので、次回の発毛時の施術でも問題ないと言えます。

しかし、毎回毎回大量に打ち漏れが発生する施術ですと、著しく脱毛完了が遅れますので、施術後は打ち漏れが多すぎないかチェックして、あまりに打ち漏れが多い場合はクリニックやサロンに一度相談するか、店を変える方がいいかもしれませんね。

エネルギーが入らなかった毛

光をしっかりと当てていることに成功しているのに光エネルギーが毛に十分に伝わらなかった毛も２週間後もグングン伸びてきます。
これには様々な原因が考えられます。
光は非常にデリケードで少しの異物でまっすぐな肌と毛への浸透を阻害されてしまいます。
皮脂であったり、体に残った汚れや色素、乾燥した肌の凹凸で反射・散乱し、打ち漏れていなくとも毛にエネルギーが伝わらないことがあるんですね。
施術日には肌を清潔に、髭はクレンジング等で皮脂をコントロール、毎日の保湿で体全体も肌を整えておき、できるだけ光が真っ直ぐに肌に届くように対策をしておきましょう！
また、施術当日は、光の浸透を妨げるような日焼け止めや色素や油分の多い保湿クリーム等は使用を控えましょう。

髭やVIOのような毛の密集地では光エネルギーが分散し、一度の施術で全ての成長毛を処理することが難しい為、他部位に比べて光の入らなかった伸びてくる毛が多いです。
特に髭は密集が圧倒的で回数を重ねてやっと減少するというイメージですので数回の施術ではグングン伸びてくる毛は沢山残ります。
日焼け肌や地黒の方も同じく皮膚への光の分散が起こり、抜け感が極端に悪くなる。

施術後新しく生えてきた毛

施術後に伸びてくる毛には新しく生えてきた若い毛もあります。
毛の先端が極めて細く尖っているので（剃っていないため自然な毛先になっている）打ち漏れなどの毛と見分けるのは簡単です。（打ち漏れの毛は先端が剃毛切れておりブツ切りした状態で毛先が太い）
しかし、脱毛後１ヶ月程度ではほとんど顔を出す程度で毛先も細いためあまり目立ちません。
目立ってグングン伸びてくる毛のほとんどが光の入らなかった毛か打ち漏れと言えます。

脱毛後は１ヶ月程度で脱毛効果を自己チェックするのがオススメ

蓄熱式だと抜け感が出にくい

ここまでお話した内容は特に、「医療熱破壊式」や「美容IPL脱毛」において顕著に現れる現象です。

医療でも美容でも「蓄熱式脱毛」の場合は、毛乳頭にダメージを与えないのでポロポロ抜けるような効果ではなく、徐々に毛が薄く細くなっていくというような表現で宣伝されていることが多いです。

しかし、現実的には、蓄熱式脱毛でも抜ける毛は２週間前後でポロっと抜けます。
熱破壊式やIPLと比べると圧倒的に抜ける毛が少ないですが、それでも抜ける毛は抜けるんです。

要するにやっていることは同じなのですが、蓄熱式ですと、抜け感が弱く脱毛効果を自己チェックしにくいですので、効果がしっかり出てるのか、素人では判断しにくいんですね。

まとめ