脱毛に完全な卒業はない！？脱毛がいつまでも終わらないと言われる理由！

本記事では永久脱毛に限らず、脱毛施術を受けた後にも生えてくる毛がある理由について詳しく解説していきます。

どんな脱毛でも、完了後も様々な理由で毛が生えてくるリスクは存在しています。

脱毛というものを勘違いしてしまわないように正しい知識を知ってから脱毛というサービスを利用しましょう！

脱毛後の毛の再生ってどんなもの？

こちらの画像は筆者の髭脱毛後の毛の再発状況を撮影したものです。

脱毛完了から約５年、一回も脱毛施術を受けずに過ごした間で左頬からは２本の毛が生えてきました。

それを剃らず抜かずでわかりやすく伸ばして見たものです。

この２本以外では目立つような毛は見られませんね。

場合にもよるのですが僕の場合は５年でこの程度の毛の再発でした。

多くの場合は細く柔らかな毛が出てくることになりますが太く濃い毛がでてくることも考えられます。

左頬から２本なので、仮に全身脱毛をしていれば、全身からぴょこぴょこ毛が生えてきてしまうことになります。

これをその都度１本のために脱毛に行くとすると労力がかかりすぎるので、ある程度複数本毛が目立ち始めたら１度脱毛に行く、という程度のメンテナンスはツルツル状態の維持の為には必要かもしれません。

それがどの程度の周期と回数が必要なのかは人によります。

多少の毛は気にせず過ごせる人は脱毛完了後にはもう一度もメンテナンスに行かない人もいますし（僕はこのタイプでヒゲ脱毛完了後気になるほど毛が出てこなかったため、５年以上放置しました。）、絶対ツルツルをキープしたい人は毛がみつかる度に脱毛に行くかもしれませんね。

どちらにせよ、脱毛というのは本人がどこで満足するかによって、通う回数も終了も変わるということです。

なぜ永久脱毛をしても毛は生えてきてしまうのか

では、医療脱毛で永久脱毛と言われる脱毛施術を受けても毛が生えてきてしまう理由について見ていきましょう。

毛とその発生メカニズムについては未だに解明されていないことも多く、不明点も多いですが下記の項目が主な毛の再発の理由になります。

そもそも脱毛が完了していない

基本的に脱毛施術完了後、２～４ヶ月以内に複数の毛が発生してくる毛がある場合は、そもそも脱毛施術が完了していません。

コース契約の５回や１０回でつるつるを目指すには難しいので、数ヶ月で毛がまだまだ生えてくる場合は追加で脱毛に通って、一旦脱毛を完了させてしまう必要があります。

ツルツル状態を望むのであれば、まずは脱毛施術後、半年ほどは発毛が見られない状態、もしくは発毛が非常に少なく目立たない状態を目指しましょう。

脱毛が完了していなければ発毛があるのは当たり前です。

人の毛包幹細胞の数は無数に存在している

毛包幹細胞とは、簡単に言うと毛をはやす毛穴とその周辺細胞器官（毛包）を作る細胞を供給できる細胞器官です。

人間の皮膚にはこの毛包幹細胞が沢山存在しており、毛包を作り毛を生やして発毛のサイクルを続けているわけです。

この毛包幹細胞が存在する限り毛の発生を完全に無くすことはできないのですが、脱毛でダメージを与えられる毛包幹細胞は、施術時に成長期の毛を生やしているものに限ります。

これを繰り返して多くの活動中の毛包幹細胞がダメージを受け、機能停止をすれば、発毛現象は非常に少なくなり、脱毛が完了したということになります。

しかし、すべての毛包幹細胞を破壊、もしくは機能停止させることはできず、発毛活動を休止している毛包幹細胞は脱毛施術の影響を受けず、生きたまま皮膚下に存在していることになります。

この休止中、もしくはまだ毛を作ったことがない生きた毛包幹細胞がいつ活動をスタートするかは一切不明です。

永久脱毛でもすべての毛包幹細胞を破壊することはできず、脱毛完了後に眠っていた毛包幹細胞が働き出せば、新たに毛が発生してくるということになります。

一節によると、たとえば脇のすべての発毛機能が同時に毛を生やせば、脇がしまらなくなるくらいの毛を発生させることができるらしいです。（これは嘘か本当かはわかりませんが）

もしかしたら、人間も体の発毛機能がすべて同時に動いてしまったら、犬や猫みたいに毛に覆われてしまうのかもしれませんね。

つまり、人間の発毛機能はその一部が活動しているだけで、多くの発毛機能は停止している、もしくはまだ活動したことがない状態で存在している可能性があるということです。

脱毛で処理できるのは現在進行形で活動している毛包に対してのみ効果をだせるので、長い目でみれば脱毛完了後も、毛が発生してしまうのは自然なことなんですね。

幹細胞自体も増えたり減ったりするということが報告されているようですので毛包幹細胞も増えたりする可能性もあるでしょう。

そう考えると、一生、毛を生やさなくすることがそもそも不可能であることも理解できると思います。

ダメージを受けた毛包幹細胞や毛乳頭が脱毛後に再生してくる可能性もある

実際、脱毛と毛の細胞の関係については医学的にもまだまだ未解明なことも多く、活動している毛穴の発毛機能を脱毛施術で破壊してしまったとしてもこの発毛機能が絶対に再生しないということは保証されていません。
脱毛施術により発毛機能が破壊された毛穴でも、細胞の自己再生能力により、また発毛を開始する可能性がないとは言い切れないと言われています。
まだまだ、毛の発毛の仕組みというのはわからないことだらけということなんですね。

一応、医療の永久脱毛施術の効果を出せた毛包幹細胞と毛乳頭は再生できないだろうとされています。

脱毛施術によって発毛機能が長期休眠にはいる場合も

脱毛施術によって、活動中の毛穴に強い刺激が加わり、発毛機能が長期休眠状態にはいってしまうケースも存在するようです。
これをショックロスというのですが、施術の刺激により発生する可能性があると言われています。

例えば2年の脱毛施術を完了しても、施術の刺激でダメージが入りきらず数年の休眠状態に入ってしまった毛穴からは脱毛完了後に休眠状態を終え、再び毛が発生してきます。
このショックロス現象も、施術完了後に毛が生えてきてしまう原因の一つと考えられます。

医療でも美容でもそうですが、通うたびにショックロスの発生リスクがあるのでやはり脱毛に通う回数を減らし、できるだけ効率的に、毛周期に合わせた少ない回数で脱毛を完了させるのがベストです。
そう考えれば毛周期に合わせた施術を提供してくれる質のいい医療脱毛を見つけることができれば、より良いサービスということになりますが、ショックロスの発生リスクも美容脱毛より医療脱毛の方が出力が強い分、高くなると言われています。

まとめ

いかがだったでしょうか。
様々な理由があり脱毛後も毛が発生してしまうことはおわかりいただけたと思います。
これは医療脱毛でも美容脱毛でもかわらないので、永久に毛を生えなくする施術は存在しないということを認識した上で脱毛サービスを選ぶといいでしょう。